第14回「希望の翼」(ラスベガス・ロサンゼルス)

米国西海岸へ出発 一行192人、4泊6日の旅
 障害のある人たちに海外旅行を体験してもらう「第14回県希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行は29日夕方、成田空港から米国西海岸へ向け出発した。12月4日まで四泊六日の日程で、ラスベガスやロサンゼルス、アナハイムでの観光を楽しむ。
 今回の参加者は約80人の障害者に同伴の家族やボランティア、スタッフなどを含む192人。1979年以来の歴史を重ねる同事業の訪問先はこれまでハワイが多かったが、初めて米国本土へ足を伸ばす。
 参加者らは、県内各地から送迎バスなどを使って午後1時に同空港に集合。搭乗手続きを済ませた後、日本航空(JAL)とユナイテッド航空(UA)の航空機に分乗してロサンゼルス空港へ向け飛び立った。初日は九時間半をかけて、29日午前9時前(現地時間)にロスに到着。その後、陸路、約330㌔離れた内陸のラスベガスに向かい一泊する。
 二日目は街全体がテーマパークのラスベガスで市内巡りや夜景を楽しみ、三日目はロサンゼルスでハリウッドなどを見学。四日目はロス郊外のアナハイムで開園五十周年になる本場のディズニーランドを訪れる。
 観光のほか、四日目の12月2日夜には現地の障害者団体との交流も予定、恒例のさよならパーティーで名残を惜しむ。3日午前中に帰国の途に着き、日本時間で4日午後4時に成田空港に戻ってくる。
(2006年11月30日付茨城新聞掲載)

【写真】「さあアメリカへ」。フライトの前に「希望の翼」の横断幕を掲げる参加者ら=成田空港

ラスベガス 砂漠地帯の岩山見学 壮大な景観に感動
 【ラスベガス11月30日=佐川友一】航空機二便に分かれて米大陸に向かった「第14回県希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行192人は現地の11月29日夜、ロサンゼルス経由で最初の目的地ネバダ州ラスベガスに到着。中心地のホテルに一泊後、翌30日から本格的な観光に入った。
 同日午前中、一行はラスベガスの市街から約20㌔西に砂漠地帯の岩山「レッドロックキャニオン」を見学。参加者たちは乾いた冷たい風をほおに感じながら、数億年前の地殻変動でできた壮大な自然景観に見入った。午後は市街地に戻り、アウトレットモールで買い物を楽しんだ。
 また夜は郊外の見事なイルミネーション夜景を望むゴルフ場のクラブハウスで「ウェルカムパーティー」を開催。団長の友末忠徳茨城新聞社長が「無事に楽しい旅行にしたい」などとあいさつ。この後、祝宴になり、参加者らは歓談した。
 足に障害があり気管支に持病も抱えるつくば市の樋口美恵子さん(69)は、希望の翼の参加が三回目。パーティーの席では「皆さんの温かい気持ちに触れて、来てよかったとあらためて思いました」と話していた。
 翌12月1日はロサンゼルスに移動し、映画の殿堂ハリウッドのチャイニーズシアターや、サンタモニカ海岸などを訪れる。夜はディズニーランドがあるアナハイムのホテルに宿泊する。
(2006年12月2日付茨城新聞掲載)

【写真】レッドロックキャニオンの壮大な自然景観を見物する希望の翼の一行
=現地11月30日午前、ラスベガス郊外

ロスへ移動 大自然の風景に圧倒 市内では買い物も
 【ロサンゼルス1日=佐川友一】「第14回県希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行は現地の一日、ラスベガスを離れ、カリフォルニア州ロサンゼルスにバスで移動。陽光がさんさんと降り注ぐ西海岸の大都市で市内巡りや買い物を楽しんだ。
 内陸のラスベガスからロサンゼルスまでの距離は約330㌔。五台のバスに分かれて移動した一行は、車窓の外に、岩山と潅木ばかりがどこまでも続く大自然の風景に圧倒された。
 ロサンゼルスには正午ごろに到着。昼食後、バスで市街を巡り、ブランド品が軒を連ねるストリートや高級住宅街のビバリーヒルズ、サンタモニカ海岸などを見学。最後に映画の街ハリウッドで二時間ほど休憩、買い物を楽しんだ。
 ハリウッドでは500人ものアカデミー賞を受賞した有名俳優の手形が路面に刻印された「グローマンズシアター」を見学。
 「これはジョニー・デップ、こちらはマリリン・モンロー」。ツアーガイドから説明を受け、参加者の中には、手形に自分の手を重ねて「大きいねえ」などと声に出す姿も見られた。
 午後9時すぎ、一行はロサンゼルスの南約50㌔のアナハイム市内のホテルに到着した。
(2006年12月3日付茨城新聞掲載)

【写真】「グローマンズシアター」で有名俳優らの手形に見入る希望の翼の一行=現地1日午後、ハリウッド

アナハイム さよならパーティー開く 交流深めた最後の夜
 【アナハイム2日=佐川友一】「第14回県希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行は現地の2日、アナハイム市内のテーマパーク、ディズニーランドを訪れた。夜は宿泊先のホテルで「さよならパーティー」が開かれ、参加者たちが交流を深めた。
 ディズニーランドは週末とあって大変な混雑。障害者の参加者はボランティアとともに、地図を片手に広大な園内を回りながら、ジェットコースターや鉄道などのアトラクションを体験したり、ミッキーマウスなどが登場する華やかなパレードを見物するなどした。
 さよならパーティーには、障害者雇用を支援する事業を手掛けるアナハイムの企業「オレンジカウンティARC」の関係者らが臨席。同社の最高経営責任者(CEO)であるジョイス・ハーンさんに対して、希望の翼の友末忠徳団長(茨城新聞社長)が記念品を贈呈した。
 続いて、スタッフの血液型当てクイズやジェスチャーゲームが行われたほか、各班、スタッフグループによる趣向を凝らした歌や踊りの出し物が披露された。
 今回の旅行日程は同日でほぼ終了し、3日は帰途に就く。ロサンゼルス空港経由で二便の航空機に分かれ、日本時間の4日午後4時ごろ成田空港へ到着予定。
(2006年12月3日付茨城新聞掲載)

【写真】各班ごとの趣向を凝らした出し物で盛り上がった「さよならパーティー」
=現地2日夜、アナハイム市内のホテル

参加192人無事帰国 「いい思い出ができた」
 障害のある人たちに海外旅行を楽しんでもらう「第14回県希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行は4泊6日の日程を終えて、ロサンゼルス発の航空機二便に分乗、4日夕、成田空港に到着、参加者全員192人が無事に帰国した。  参加者の一人で東海村の宮本典子さん(41)は「いい思い出ができた。特にディズニーランドが面白かった。また行きたい」、ボランティアとして参加した鹿嶋市の看護師、大野栄子さん(31)は「障害者が海外旅行をする際の手続きや現地の対応で参考になることがたくさんあった」と話した。
(2006年12月5日付茨城新聞掲載)

【写真】帰国した希望の翼の一行=4日午後4時50分ごろ、成田空港
写 真 館
1日目
 家族やボランティアを含む一行は、県内各地から送迎バスなどを使って成田空港に集合。
 搭乗手続きを済ませた後、日本航空(JAL)とユナイテッド(UA)に分乗してロサンゼルス空港へ向けて飛び立ちました。
 9時間半をかけて、29日午前9時前(現地時間)にロスに到着。
 その後、陸路、約330km離れた内陸のラスベガスに向かいました。

2日目
 岩山と砂漠が織りなす景勝地「レッドロックキャニオン」を訪れた後、街全体がテーマパークのラスベガスで楽しいショッピング や市内巡り。
 夜にはウェルカムパーティーとイルミネーション観光などを楽しみました。

今回の旅には障害者、家族、ボランティアら192人が参加した=ラスベガス郊外にある雄大な景勝地、レッドロックキャニオン

3日目
 ロサンゼルスでは、高級住宅街のビバリーヒルズやサンタモニカ海岸などを見学。
 また、ハリウッドでは、チャイニーズ・シアターを訪れ、アカデミー賞を受賞した有名俳優が路面に刻印した手形などを見学しました。

4日目
 ロス郊外のアナハイムで開園50周年になる本場のディズニーランドを訪れ、アトラクションに乗ったりパレードを見たり、楽しい時間を過ごしました。
 同日夜には、現地の障害者団体との交流会や恒例のさよならパーティーが開催されました。クイズやジェスチャーゲーム、カラオケ大会のほかに各班からの出し物などが 披露されると会場からは笑いと大きな拍手が送られました。
 翌日、帰路に就き、ロサンゼルス空港経由で2便の航空機に分乗し、日本時間の午後4時頃成田空港へ到着。参加者はそれぞれ交流を深め合い、忘れない思い出をつくりました。

【旅行企画】
JTB関東水戸支店

【旅行主催】
茨城新聞社 茨城新聞文化福祉事業団

【後援】
茨城県・茨城県教育委員会・茨城県市長会・茨城県町村会・茨城県医師会・茨城県社会福祉協議会・茨城県身体傷害者福祉団体連合会・茨城県身体傷害者福祉協議会・茨城県手をつなぐ育成会・茨城県視覚障害者協会・茨城県聴覚障害者協会・日本筋ジストロフィー協会茨城県支部・茨城県肢体不自由児者父母の会連合会・茨城県心身障害児者福祉協会