茨城新聞文化福祉事業団設立の経緯について

 茨城新聞社は明治24年の「いはらき」新聞創刊以来、「水先案内人として県民とともに文明の港に達せん」(創刊のことば)を合言葉に新聞発行による本来の使命達成と、郷土茨城における文化芸術及び福祉の向上に努めてまいりました。

 創刊直後の明治24年11月には、愛知・岐阜で起きた大地震に対する義援金の募金を県民に呼びかけ、救援活動を展開いたしました。これが新聞社として最初の福祉活動です。

 その後、大災害の被害者や戦争犠牲者に対する救援活動など茨城新聞社が取り組んでまいりました文化・福祉事業をあげると枚挙にいとまがありません。

 これらの伝統と実績を受け継ぎ、地域文化の振興と社会福祉活動を一層推進するため、1983年(昭和58年)4月、当事業団を設立いたしました。運営は、小学生や中学生お年寄り、企業、団体など各界各層の県民からお寄せいただきました「愛の募金」を基礎財源に行ってまいりました。

 取り組んでおります事業は、障害者を海外に派遣する「茨城県希望の翼」や福祉施設・団体などへの助成、学校への優良図書寄贈、国際音楽祭こどもコンサートや県芸術祭など文化事業への助成など多岐にわたります。さまざまな事業を主催し、そして多くの事業に助成できますのも、県民の皆様からお寄せいただいております「愛の募金」が定着しているからに他なりません。

 今後は社会的弱者の援護を中心に、県内の社会福祉団体・施設への助成、各種文化事業への協力、国際交流事業への支援など、より積極的に取り組み、県民の為に微力ではありますがご支援できるよう努力してまいりますので、一層のご支援にご協力をよろしくお願い申し上げます。

設立経緯について(「10年のあゆみ」より抜粋)