《第20回 希望号’25》瀬戸内の景色堪能 千光寺公園や尾道観光 広島
障害のある人に旅行を楽しんでもらう「第20回希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)は9日、広島県尾道市などを訪れ、青空の下で瀬戸内の景色を心に刻んだ。
一行は宿泊した広島市のリーガロイヤルホテル広島で朝食を取った後、バスで尾道市の千光寺公園に移動。約3分間、空中散歩しているような気分を味わうことができる「千光寺山ロープウェイ」に乗車した。頂上展望台「PEAK」から瀬戸内海を一望。市内で昼食を取り、煮穴子重や梅くわいなどの味を堪能した。
続いて、バスで愛媛県今治市の来島海峡サービスエリアに立ち寄った。フォトスポットのロゴオブジェ「しまなみピン」の近くで記念撮影。同県名物の揚げ物「じゃこ天」を手に来島海峡大橋を眺めたり、蛇口から出るみかんジュースを味わったりした。
参加した石井正さん(77)は「瀬戸内しまなみ海道をバスで通り、島ごとの特徴を感じた。景色を堪能でき、素晴らしかった」と話した。
夜は宿泊先の同ホテルに戻り、さよならパーティーを開催。参加者は歌やダンスで盛り上がった。
最終日の10日は、フェリーに乗り、日本三景の一つ「安芸の宮島」を訪れる。
