第13回「希望号」(北海道)
「希望号」123人 北海道到着札幌を観光
体の不自由な人たちが2泊3日の旅行を楽しむ第13回「希望号」(茨城新聞社、茨城文化福祉事業団主催)は26日、北海道に到着し、札幌市内を観光した。一行は羊ケ丘展望台などを巡り、初秋の北海道を思い思いに楽しんでいた。
障害者や家族、ボランティアなど123人は同日午前、羽田空港を出発し、午後4時前に札幌市内に入った。参加者らは「少年よ大志を抱け」の名言で知られるクラーク博士像が立つ羊ケ丘展望台に到着。眼下に広がる札幌市の街並みを満喫した。水戸市の渡辺玲子さん(76)は「札幌の景色が広く見渡せ、いい気持ち」と笑顔で話していた。
その後、一行はバスで市内を巡回。時計台や道庁旧本庁舎などを車窓から見学し、ホテルに到着。北海道名物のジンギスカン料理を味わった。
(2007年9月27日付茨城新聞掲載)
旭山動物園見学 ペンギンの泳ぎに歓声
体が不自由な人たちが旅行を楽しむ第13回「希望号」(茨城新聞社、茨城文化福祉事業団主催)の一行は27日、旭川市の旭山動物園を訪れた。動物たちの生態を間近で見ることができる展示で全国的に人気の動物園で、参加者らは目の前のゴマフアザラシや、勢いよく泳ぎ回るペンギンに歓声を上げていた。
動物園で一番の人気者はゴマフアザラシ。マリンウェイと呼ばれる円柱型の水の通路をアザラシが泳ぐ姿を見た常陸大宮市の中崎早苗さん(38)は「優雅で気持ち良さそうだった」とにっこり。
水中トンネルでペンギンの泳ぐ姿を間近で見た水戸市の生田目キヌヱさん(77)は、「ペンギンを見上げるなんて初体験。新鮮でした」と話した。
その後、参加者は美瑛の丘や富良野の雄大な風景を楽しみ、二日目の行程を終えた。
(2007年9月28日付茨城新聞掲載)
「希望号」一行 2泊3日の旅終了
体が不自由な人たちが旅行を楽しむ第13回「希望号」(茨城新聞社、茨城文化福祉事業団主催)の一行123人は28日、北海道から羽田空港に到着。2泊3日の旅を終え、無事帰宅した。
前夜、ホテルで行われたさよならパーティーでは、参加者が各班ごとに出し物を披露し、本場のYOSAKOIソーランを体験した。会場は笑いや歓声に包まれ、親交を温めた参加者らは最後の夜を楽しんだ。
一行は旅の終わりに、名産品やお土産がそろう千歳市の「北海道まるごと市場」を訪れ、買い物やカニやホタテなどの海鮮鍋を味わった。
初参加の鉾田市、新堀和明さん(56)は「初めての土地で参加者らと出会い、温かい心に触れた。楽しかったです」と振り返っていた。
(2007年9月29日付茨城新聞掲載)
【主催】
茨城新聞社・茨城新聞文化福祉事業団
【後援】
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【旅行企画・実施】
JTB関東水戸支店