第12回「希望号」(仙台)

 茨城新聞社と文化福祉事業団が身体障害者を対象に企画しました、第12回「希望号」には総勢135人が参加、11月8・9に両日仙台を中心に、楽しい旅を、満喫することができました。ここに楽しかった思い出を写真グラフで振り返ってみました。

第12回「希望号」団長
友末忠徳(茨城新聞社社長・茨城新聞文化福祉事業団理事長)

 日ごろは茨城新聞文化福祉事業団の運営に対し、多大なるご支援ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 このたび茨城新聞社と茨城新聞文化福祉事業団が主催しました第12回「希望号」には障害者・同伴者・ボランティア・係員を含め135名参加をされ、事故もなく2日間の旅を楽しむことが出来ました。
 今回の「希望号」が成功裡に実施出来ましたのも、多くの県民の皆さま方の心温まるご支援と、ご参加をいただいたボランティアの方々の献身的な介護そして、ご後援をいただきました関係各団体のご協力の賜物と厚くお礼を申し上げます。
 今後とも当事業団の運営に、より一層のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

仙台で希望号 出来たてのビール堪能
ビールで乾杯する参加者=キリンビール仙台工場内

 障害のある人たちに旅行を楽しんでもらう第十二回「希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)は八日、仙台市内の観光地を巡り、参加者はビール工場などを見学、旅行を思い思いに楽しんだ。
 障害者や家族、ボランティアなど百三十三人は、バス四台で県内各地を出発。午後一時に仙台市内に入り、キリンビール仙台工場を見学後、出来たてのビールを堪能。伊達政宗が建築したとされる仙台城跡で同市内を眺望し、ホテルに無事到着した。潮来市から参加した西谷貴広さん(35)は「ビール工場の新鮮なビールがおいしかった。明日も楽しみです」とうれしそうに話した。

(2005年11月9日付茨城新聞掲載)

大型フェリーで松島遊覧楽しむ
帆船の資料を興味深そうに見る参加者=慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)

 障害のある人たちに旅行を楽しんでもらう第十二回「希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)は九日、松島など宮城県内の観光地を見学、参加者百三十三人は一泊二日の旅行を終え、無事帰宅した。  障害者やボランティアら参加者は「宮城県慶長使節船ミュージアム」(サン・ファン館)で、伊達政宗がスペインに使節を派遣するために建造したと伝えられるサン・ファン・バウティスタ号の復元船や帆船の資料を見学。午後からは、日本三景の一つの松島を大型フェリーで遊覧し、美しい景色を楽しんだ。  東海村から参加した宮本典子さん(40)は「サン・ファン館の復元船が興味深く、面白かった」と満足そうに話した。

(2005年11月10日付茨城新聞掲載)

参加者たちの声
「どれをお土産に買っていこうか」と悩むのも旅行の楽しみ=9日、宮城県松島町のホテル大観荘

■障害者の夫に付き添いで参加した主婦57歳
 久しぶりの旅行でとても楽しかった。ひごろの疲れが癒されました。

■35歳男性障害者
 ビール工場で出来たての生ビールを味わいとても満足でした。

■40歳女性障害者
 サン・ファン館で見た復元船がとても興味深かった。いい思い出になりました。

【主催】
茨城新聞社・茨城新聞文化福祉事業団

【後援】
茨城県・茨城県教育委員会・茨城県市長会・茨城県町村会・茨城県医師会・茨城県社会福祉協議会・茨城県身体障害者福祉団体連合会・茨城県手をつなぐ育成会・茨城県視覚障害者協会・茨城県聴覚障害者協会・日本筋ジストロフィー協会茨城県支部・茨城県肢体不自由児者父母の会連合会・茨城県心身障害者福祉協会

【旅行企画・実施】
東急観光水戸支店

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