第15回「希望号」(水上・草津・軽井沢)
希望号 草津の湯満喫
障害のある人たちが秋の上州路などを楽しむ貸し切り列車の旅、「希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)が14日、幕開けした。スタッフを含む117人が貸し切り列車とバスを乗り継いで、初日は群馬県利根郡みなかみ町の水上高原に宿泊。15日は同県吾妻郡草津町の草津温泉へバスで移動し、天下の名湯を堪能した。
草津温泉に向かう途中、みなかみ町の月夜野びーどろパークに立ち寄り、グラスの表面に好みの形のシールを張ってから細かな砂を吹き付けて模様などを作る「サンドブラスト」に挑戦、グラスに思い出を刻んだ。前橋市の赤城クローネンベルクでは、ドイツ料理の昼食と牧羊犬が羊を追い込むショーなどを満喫した。草津温泉のホテルでは、車椅子の参加者らがボランティア参加者らの介助で、念願の温泉に肩まで漬かった。
「希望号」は障害のある人を対象にした国内旅行で、海外旅行の「希望の翼」と原則1年交代で開催されており、今回で15回目。一行は最終日の16日、長野県軽井沢町の軽井沢アウトレットで買い物を楽しみ、JR信越本線の横川駅から再び貸し切り列車に乗って茨城に戻る。
(2013年10月16日付茨城新聞掲載)
希望号最終日 軽井沢、買い物楽しむ
体に障害がある人たちが貸し切り列車などで秋の上州路の旅を満喫する「希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)は16日午前、2日目の宿泊地となった群馬県吾妻郡草津町の草津温泉をバスで出発、長野県軽井沢町のショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」(軽井沢アウトレット)で買い物などを楽しみ、2泊3日の行程を無事に終えた。
この日は台風26号の影響で、群馬県安中市のJR信越本線横川駅から貸し切り列車で帰る予定を変更。草津温泉、鬼押ハイウェー、上信越、関越、北関東、常磐道と終日、バスで移動した。
心配された天候は午前中に回復。雲の切れ間から日が差した。軽井沢アウトレットで紅茶を購入した水戸市の渡辺玲子さん(82)は「広々とした所で楽しく買い物できました。入りたくなるお店ばかりで、もっと時間が欲しいと思いました」と笑顔で感想を話した。
(2013年10月17日付茨城新聞掲載)
第15回希望号 水上・草津・軽井沢(2013年11月21日付茨城新聞掲載)
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