《希望の翼24》旅充実、笑顔で帰国 パーティーで絆深める

 障害のある人たちに海外旅行を楽しんでもらう「第21回希望の翼」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)の一行81人は10日、タイでの3泊4日の日程を終え、空路で帰国した。前夜は「さよならパーティー」が催され、参加者同士の絆を深めた。

 最後のひとときはホテルに滞在し、出国前の空港では参加者同士で思い出を振り返ったり、家族や仲間へのお土産を真剣に選んだりする姿が見られた。前夜に開かれた「さよならパーティー」では、石岡市の障害者施設のはーとふる・ビレッジの有志が手話を交えた歌を披露。会場の参加者らが手拍子で盛り上げ、旅を笑顔を締めくくった。

 坂東市の社会福祉法人、慈光学園から参加した大川勝さん(54)は「(海外旅行が)初めてだったけれど、いろいろな人と出会えてうれしかった。来年もみんなで来たい」と笑顔で話した。

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